Not Useful Applet Series #1
「見えない糸でつながってるの・・・」

（振り回しながら・・・）「うーん、たしかになんだか気持ちイイ・・・。マウスを止めたときに“すぅ”って寄るカンジがイイよね」
でしょでしょ？

「この動きはどうやってるの？」
えー、基本的にはゴムのような伸縮性のある“ひも”の先におもりを付けた場合の位置エネルギーの移動曲線の方程式を基に、人間の生理的感覚にもっとも近い値を統計的に導き出した結果を係数として反映させた独自の関数によって計算しています。

「え？そうだっけ？私は『こんなの距離を４で割って１足すくらいでいいんだよ』とか言って“適当に作ったら偶然そうなった”とかいうウワサを聞いたんだけど・・・？。
（げほげほ・・・）い、いえそんなことはありません。そんなウワサ信じちゃいけませんよぉ。

「・・・・・・ふーん（まぁそういうことにしておいてやるか）。んで作者としてこのアプレットでこだわった点とかは？」
やっぱり“Ｊａｖａらしさ”ですね。昔Ｊａｖａが流行り出した頃って単にアニメーションとかみんなやってたじゃないですか。でも単にアニメーションならＧＩＦとかで簡単に出来ますよね。でもせっかくのＪａｖａじゃないですか。ですからＧＩＦでは出来ないこと・・・といえばやっぱり「インタラクティヴ（双方向性）」でしょう。

「（お？なんかマトモなこと言ってるぞ）インタラクティヴっていうと？」
ユーザーが何か操作するとそれが直ちに反映される。たとえばこのアプレットだとユーザーのマウスの不規則な動きにあわせて動くわけで、これは、あらかじめ決められた動きしかできないＧＩＦアニメーションでは絶対に表現できないでしょう。

「ふむふむたしかに・・・。んでこのアプレットは具体的にはどういう使い方ができるわけ？まさかこの“Not Useful”ロゴが動き回るだけじゃないよね？あの“くりっくみぃ”の例もあるし・・・。」
ふっ、そう言われるかと思ってパラメータで画像ファイルを指定できるようにしておきましたよ（えっへん）。

「（ったくその程度で偉そうに）へー、ということは自分で動かしたい画像を用意すればそれが動くのか。」
そのとおりです。自分のサイトに合わせて使えるように、バックのカラーも指定できますよ（えっへへん）。

「・・・でもさ、これって結局は画像が動くだけなんでしょ？何かが便利になるわけじゃないよねぇ。」
ええ、そうです。ただおもしろいだけです。

「んじゃ何の役にも立たないじゃん！」
ええ、だってこれは“Not Useful Software”ですから。